町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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10/23-24駒場学園高校のSDGs体験旅行北海道コース@下川

駒場学園高校(東京世田谷区)のSDGs体験旅行の北海道コースが開催されました! 約50名の生徒さんたちが、下川町と東川町...

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森の生活だより

下川商業高校2年生 ビジネスプランづくりの授業を行いました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら

8月下旬から3回に分けて、下川商業高校2年生の授業を行いました。(投稿が遅くなってスミマセン)
2年生の授業テーマは「地域の資源を活かし地域経済やSDGsに貢献するビジネスを考える」です。

下川町のような地域が抱えている様々な課題を、地域住民が地域にある資源を活かし、ビジネスの手法を用いて解決する。
よく聞く言葉で言えば コミュニティビジネスを考える授業 になりますが、私たちスタッフとしては 地域で何かを企画して実現することって、意外と楽しいよ! が伝わればと、内容を考えました。

まずは、ビジネスのタネづくり。
自分の「好き」「不満」、「地域の資源」をそれぞれ付箋にどんどん書きだします。

好きはたくさん出るけど、不満は少なめだったのが意外でした(気を遣っていたのかな…?)。
書きだしたら、その3つを掛け合わせることで、ビジネスアイディアを生みだします。

他グループのアイディアもチェックして参考に。

・自分たちの好きなこと、やりたいことにすること
・ビジネスとしてつくること(たくさん黒字にならなくてもいいので赤字にならないように)
この2点を大事にして考えるように伝えて進めました。

アイディアが何となく固まったところで、次は実際に下川で起業している方の話を聞きます。

ゲストは、2019年に下川町に移住し、お茶からはじめるセルフケアをコンセプトにしたリラクゼーションと漢方茶のお店、二十日(はつか)を経営する、塚本あずささん。

下川で採れたハーブなどを使い塚本さんがブレンドしたお茶を飲みながら、うかがいました。

下川の忙しいママたちにとって癒しになるように、病院に行くのではなく自分で身体のケアができるように、との思いからお店をはじめたとのこと。
お洒落できれいなことや自分だけの空間を持てる贅沢さなど、お店の雰囲気もビジネスの大切な価値のひとつ、と聞き、新しい視点を得ることができました。

続いてのゲストは、東京からオンラインでお呼びした、株式会社クレアンの蓑島豪さん。
持続可能な社会の創造を理念に、企業の統合経営コンサルティングなどをされています。

蓑島さんからうかがったのは、投資家や消費者から選ばれるため、企業が持続可能であるために、ビジネスにはESG(環境 Environment・社会 Social・ガバナンス Governance)3つの観点が必要だよ、ということ。

高校生には少し難しい話に思えますが、企業がどんなESGの取り組みをしているか?を知ることは、近い将来、自分の就職を考える時にもとても大切です。

蓑島さんは元下川町役場の職員さん。
塚本さん、蓑島さんともに、下商の生徒さんのために、とお忙しい中時間を割いてくださいました。高校だけではなく、森林環境教育ではたくさんの地域の方にいつも助けていただいています。

さて、ゲストの話を聞いたあとは、自分たちのアイディアをビジネスの形にしていく作業。
5枚の紙芝居にストーリーとしてまとめ、考えていきます。

どんなビジネスが生まれるのか、スタッフも楽しみな時間です。

ここまでで、1回目が終了。生みだされたビジネスがこちら。

2回目は、ビジネスとして考えるための、お金の計算。
商品・サービスの原価や損益分岐点を計算し、適正価格も考えていきます。

価格を考えていくと、ビジネスの形を変える必要が生じることもあります。なかなか、難しい。

こうして最終的にまとめたビジネスプランを、3回目の授業で、いよいよ発表!!

発表と同時に、生徒たちには全員投資家として

「1番成功しそう(200万円)」「2番目に成功しそう(100万円)」「地域経済・SDGsに最も貢献(100万円)」

1人合計400万円を、投資(ビジネスプランへ投票)してもらいました。

結果、最も投資を集めたのは「農家さんを救おう」!!!

農家さんで廃棄されてしまう農作物を、格安で町内にて提供する、というビジネスプランでした。
その栄誉を称え、森の生活より最優秀賞を授与。これにて、すべてのプログラムが終了です!

下川商業高校では、3年生の課題研究で、自分のやりたい企画を考え、実際に地域に出て形にするところまで1人で行います。

今回考えたビジネスプランはもちろん稚拙なところもありますが、来年へ向けていい練習にもなったのではないでしょうか。そしてこの経験が、近い将来、生徒たちの進路選択にプラスになれば、とても嬉しいです。

見ていて思ったのは、生徒たちは自分たちのような若い人の居場所や、世代問わずに楽しめ、交流できる場所が欲しいと思っているんだなぁということ。
これは、町づくりに取り組む大人の間でもよく話題に出ることです。大切にしたいことは、同じなんですね。

今の高校生たちといつか何か一緒にやれたら、とても嬉しいなぁ!と思った3日間でした。

(たなか)