町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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2月 キッズスクールを実施しました!

下川町には子ども達が様々な体験や経験を得る活動、安全・安心な居場所作りとして小学生対象の「キッズスクール」があります。 ...

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森の生活について

森の生活物語

さーくる森人類の発足

さーくる森人類の発足

1997 年秋、後に NPO 法人森の生活の母体となる「さーくる森人類」が発足しました。下川町森林組合へIターン、Uターンした人々を始めとする移住者の多いサークルです。
以来、法人格こそ取得しませんでしたが NPOの精神のもと森づくりや森林・林業体験事業などを幅広く実践してきました。活動の拠点となった町有林「下川町五味温泉体験の森」の管理運営について下川町長とパートナーシップ協定を締結し町民や都市住民の参加を得ながら活動を行ってきた結果、北海道知事から感謝状をいただいたり、「わが村を美しく 北海道」の交流部門で銅賞をいただくなど森林交流のパイオニアとしての評価を一定程度確立しました。

NPO法人森の生活の誕生

しかし、メンバーは日中生計を立てるための仕事をしながら片手間での活動。日々高まる評価と期待にこれ以上このままのスタイルでは応えられないという結論に達しました。また、移住者は依然として毎年加わる一方で下川を去る仲間を数多く見送ってきました。その理由の一つには自分の思い描く職がないことがあります。
この2つの問題点を解決するためには、私たちが培ってきた森林交流事業を経済活動として発展させ、その活動の中で参加する一人一人が自らの思い描く職を開拓していくことが一番だと思いました。
同時に、2002 年から下川産業クラスター研究会の「自然療法プロジェクト」が研究してきた森林療法を始めとする自然療法が、健康と癒しを求める時代の流れと合流し、事業としての可能性を示し始めました。
こうした経緯から「さーくる森人類」を母体としながらも発展的に解消し、「自然療法プロジェクト」で研究してきた健康と癒しの事業を柱の1つとして据え、健康で持続可能なライフスタイルの創造と提案を行う非営利の経済活動の主体として、2005年11月、NPO法人「森の生活」の設立を発起するに至りました。

活動の拡大

活動の拡大

森の生活の設立以降、下川の森林を活かした様々な活動に、より一層幅広く取り組みはじめました。
当初から取り組みを続けている林業体験や森林療法等の各種森林体験プログラムの提供や下川の地域資源を活用したツアーの企画実施に加え、2006年からは「下川町幼児センター こどものもり」の子供たちに向けた森の中での保育活動「森のあそび」を開始しました。2008年には、下川町森林組合からトドマツ精油製造販売事業の移管を受け、2009年からは指定管理者として「地域間交流施設 森のなかヨックル」の管理運営を開始。同年には、幼児・小・中・高校一貫の森林環境教育事業もスタートし、活動の幅を広げていきました。

変革期

活動の拡大に伴い、ステークホルダーも増加・多様化しました。
森の生活そして下川のあるべき未来に向けた組織変革を行うために、2011年、関係者でじっくりと話し合いを行いました。その結果、新体制のもとで人材を活かし、地域の資源としての事業の魅力をさらに引き出すことが、地域全体の発展にもつながると新たな決意を固めました。
2012年4月には、これまで精油事業を担当していた担当者が代表となり新たに立ち上げられた「株式会社 フプの森」にトドマツ精油製造販売事業を移管し、2013年6月には団体創設者である奈須憲一郎から、当時事務局長の麻生翼に代表を引き継ぎました。

新たな展開

2013年1月には美桑が丘の隣の管理棟に事務所を移し、市民が主体となった森の場づくりを本格的に開始。長いあいだ手つかずだった美桑が丘の森で、遊歩道整備や危険木の除去作業を市民とともに進めました。月に1度のみくわの日など、子どもから大人まで主体的に楽しむことができる場づくりを進めています。
また、2015年からは有効活用されていなかった広葉樹材を活かすための木材流通事業を開始し、これまで関わりの薄かった林産業分野とも連携を深めました。

自然と調和した持続可能で豊かな社会を実現するために、NPO法人森の生活は、今後も進化を続けていきます。