森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
こども園では月に一回程度、森のあそびというプログラムを実施しています。
今回は「秋のさんぽ」です。
こども園の前であいさつや森の約束を確認して出発です。
今日は美桑が丘の森へ向かいます。
ヨックルガーデンでは春の森のあそびで見かけたネギを思い出して「ネギあるかな〜?」とお話しする声が聞こえてきます。
今日はイチゴを見つけました。
ハーブ(レモンバーム)の匂いを嗅いでみて、「いいにおい」「くさーい」などの感想がありました。
中学校グラウンド脇のアカエゾマツの並木道では鳥の声が聞こえて、みんなで耳を澄ませてみました。
きのこも見つけたよ!
並木道のあとのミーティングポイントでは再び鳥の声が聞こえてきて「さっきのと違う鳴き方だね」と言っていました。
森へ続く坂道を登るのもだいぶ慣れてきました。
美桑が丘の森に到着して、森に「よろしくお願いします」とあいさつをします。
年長クラスは冬に行うリースづくりに向けて素材を集めました。
葉っぱや笹、木の枝などたくさん集めてカゴに入れていきます。
年中・年少クラスは一足先に自由あそびをしていて、年長クラスもあとから自由あそびに合流です。
9月の強風で白樺の木が倒れて、頭上では葉っぱの隙間から空が見えるのでみんなで見てみました。その様子を「窓が開いている」と表現する子がいました。
倒れてしまった白樺の木も、子どもたちにとっては格好の遊び道具です。
スタッフが持っているバードコールを見つけて鳴らしています。
木を揺らして「葉っぱ落ちてくるかな?」
落ち葉を集めて「やきいもやさんごっこ」
他にも落ちている木の枝で「草刈り」「除雪機」などのごっこあそびをしたり、「見てみてー」と見つけたものを教えてくれる声があちらこちらから聞こえてきます。
この日は朝、気温が下がり肌寒かったので、たき火広場ではたき火をしています。
森とたき火広場を自由に行き来して、森で遊んだり、たき火にあたったり、子どもたちそれぞれが思うままに過ごしています。
最後はみんなでたき火にあたりました。「あったかいね」という声が聞こえてきます。
森のあそびの終わりに、今日の森のあそびはどうだった?と問いかけると「楽しかった」と笑顔と一緒に答えが返ってきます。
「何が楽しかった?」と聞くと「木登り」「きのこを見つけた」「全部ー!」などそれぞれ楽しんでいた様子が伺えました。
来月の森のあそびのときには、雪が積もっているかな?
秋の森も冬の森も思いっきり遊んで、楽しんでもらえたらいいなと思います。
(ながお)