今年も講師には草刈万里子さんをお招きし、グリーンウッドワークの楽しみ方や技術を教えていただきました。あいにくの雨交じりのお天気でしたが、参加者の方は集中して木を削ることを楽しんでいる様子でした。
2日間で、クリスマスツリー、スプーンorバターナイフ、炒めべら作りの3つのプログラムを開催し、それぞれに個性のある素敵な作品が出来上がりました!
1日目午前中は、クリスマスツリーづくり。
親子で楽しめるプログラムです。
まずは材料となる木を切るところから始めます。
切った木を鉛筆の形に削ってから、葉っぱになる部分を残して削ってツリーの形にしていきます。
かわいらしいツリーがたくさん出来上がりました!
1日目の午後は、スプーンかバターナイフを選んで作ってもらうプログラムです。
作り始める前に、草刈さんからナイフワークを教わります。
色々な削り方があって、皆さん真剣に聞いていました。
そして、黙々と木を削って形を作っていきます。
8月のワークショップで作った「削り馬」さっそく大活躍し、なんだ嬉しそうに見えました。
参加者の方は、短い時間の中で、本当に集中して木を削って作ることを楽しんでいる様子でした。
世界にひとつだけのスプーンやナイフを持って、みなさんご満悦です。
2日目は、1日かけて炒めヘラづくりをするがっつりコース。
木を伐る技術、割く技術、センと削り馬の技術を学べるプログラムです。
まずは、グリーンウッドワークの歴史や道具などについての座学です。
外に出て、材料となる木を選びます。
今回は、冬に子どもたちがソリすべりをする時にはぶつかりそうで危ないヤマナラシを伐ることにしました。
倒した木を作業しやすい長さにノコギリで切り出します。
この日もみなさん黙々と木を削っていました。
おしゃべりもせず、とても静かだけど、実はとても楽しんでいるのがよくわかります。
ひとつひとつに個性があって、とても素敵な炒めベラが出来上がりました!
2日間でたくさんの方にグリーンウッドワークを楽しんでいただけました。
参加者の方からは、
「すごく楽しかった!またやりたい。」
「自宅の庭で出る木の枝を薪にするだけでなく、こんな風に使えることがわかってよかった。」
「生木のしっとり感や、柔らかくて削りやすいことに驚いた。」
などの声をいただきました。
身近に森のある下川で、グリーンウッドワークが気軽に楽しめる木工として広まるといいなと思います。
(なりた)