グリーンウッドワークで使うとても便利な道具「削り馬(けずりうま)」を作るワークショップを開催しました。
グリーンウッドワークとは、身近な森から生の木を伐り出し、人力の道具で割ったり削ったりして、小物や家具を作る木工のことです。生の木を英語で「green wood グリーンウッド」と言うことから、そして環境に優しい「グリーンな」方法で加工することから、こう呼ばれます。
「削り馬を作る」という、このちょっと渋目のワークショップ。
参加者がどれくらい集まるか心配もあったのですが、今後グリーンウッドワークをやっていきたい!という思いを持った方が町内外から参加してくださり、雨模様の中、活気のあるワークショップとなりました。
講師は、下川で木とDIYのある暮らしを広める活動をしている「デクノボー」の山口駿人さん。
削り馬をゼロから作るのはとても大変なので、今回は山口さんに材料を用意してもらい、キット化したものを組み立てます。設計図は、グリーンウッドワーク研究所から購入させていただきました。
組み立てるだけと思いきや、部品数が多く、組み立てるだけでも大変な作業。
面取りのヤスリがけや、細かい場所のカットなど、協力して作業を進めます。
図面とにらめっこしながら、集中して黙々と作業を進めていきます。
そして・・・
全部で5頭の削り馬が誕生しました!
みなさん、馬主になった気分で楽しそう♪
今回作った削り馬はみくわが丘で利用するためのものですが、お住いの地域で削り馬を作ってグリーンウッドワークを始めたいという参加者の方もいて、講師の山口さんに熱心に話を聞いていました。
グリーンウッドワークは、電動工具を使わないので気軽に始められる木工です。
グリーンウッドワークを通じて、森や木を身近に感じ、森の恵みを取り入れた暮らしが、下川でも色々な地域でも広がっていくと嬉しいですね。
(なりた)