森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
今回はいつもの森のあそび…ではなく、園庭でのやきいも!!!
森の中では不用意に口にいれると危ないものもあるので、味覚を使う体験ができるやきいもは、貴重な機会。子どもたちも先生方も、私たち森の生活のスタッフも、密かに…いや堂々と!楽しみにしている活動です。
昨年は小雨降る寒い中で行ったのですが、今年は……
どーーーーーん!!!!!! 最高のお天気に恵まれました!これはいい1日になるぞー!!
やきいものためのベストな火加減は熾火(おきび)。まずは薪をよく燃やして準備します。
そのころ、園の中でもこどもたちが準備の真っ最中。
よく洗ったさつまいも・じゃがいもを、新聞紙にくるんで、濡らします。
アルミホイルでくるんだら、準備完了!さあ、焼くぞー!!
なんと、おいもは全部で50個以上!すべての準備が終わったら、いよいよプログラム開始です。
まずは、いつもの挨拶から。みんなが楽しみにしているのが伝わってきます。
おいもが焼けるまでの間、火のつけ方を紹介しました。
「いきなり太い薪にはつかないから、細い木からつけていくんだよ」
火は、扱い方によってはもちろん危ないものですが、何をしてはいけないのかを理解し、きちんと見守る目があれば、子どもの野外活動でも、とても心強い味方になってくれます。
暖かさ、煙たさ、におい、木が黒くなったり白くなったり変わっていくこと。どれも大事な五感を使った体験です。
さあ、やきいも、できたよ!!
まちにまった焼き上がり!先生が焼きたてのさつまいもをふたつに割ると…
「わあーーーーー!!!!!」という歓声が!!(ここでお伝え出来ないのが残念!)
「いい色~」「すっごく美味しそう!」「きれいに焼けてる~」色々なところから上がる声に、スタッフ、心の中でガッツポーズです。
さあさあ、みんな、召し上がれ。熱いから、気をつけてね。
「おいしい~!」「もう食べちゃった」「何個でも食べられる!!」やきいも、大好評です(えっへん)。おいも自体も、美味しいものだったんだろうね。
即席やきいも屋さんも登場。やきいもひとつ、くださいな~。
さて、ひと通りお腹を満たしたあとは、働こうか!…いえいえ、薪割り体験です。
キンドリングクラッカーという、子どもでも安全に薪割りができる道具を使って、いざ!
「がんばれー!!」という応援をもらい、みんな楽しみながら一生懸命に割っていました。
去年みんなで集めた落ち葉を、たき火にいれる体験もしました。
思いっきりのいい子、火が怖くてちょっとおそるおそるの子、色々です。落ち葉を入れると、真っ白い煙がもくもく出る!どうしてだろう~。
素晴らしいお天気のもと、美味しい焼いもを味わい、身体も動かした、盛りだくさんな活動となりました。今日あったこと、おうちの人に、どんな風に話してくれたかな~。
次回は、秋の気配が深まりつつある森でのあそびです。どんな発見が待っているのかな?楽しみです!
(たなか)