町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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7/29 もりさんぽ 化石さがしを開催しました!

年7回、季節ごとの森を楽しむイベント「もりさんぽ」 今回は「化石さがし」をしました。   化石といえばアンモナ...

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森の生活だより

5~7月 下川中学校1年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、下川町オリジナルの教育プログラム「森林環境教育」を、幼児〜高校生までの 15年一貫で実施しています。小学校・中学校では総合的な学習の時間を用い、毎年度、先生方と授業の目標や内容を相談しながら、一緒に取り組んでいます。

下川中学校3年間での森林環境教育の目標は「下川の林業・林産業の歴史と現在の取り組みを知ることを通じて、町の将来について考える」こと。

1年生のテーマは “下川町の林産業の歴史と現状について知ろう”です。

まずは、林業・林産業に関わるできごとを中心に、下川町の開拓から現在までを振り返ります。

“下川の歴史”とはいえ、もちろん町内だけではとどまらず、戦争や法律の変化など、国内外の様々な状況に影響を受けて変わってきたこと、実は下川の森には大きなピンチがいくつか起きて、そのたびにピンチをチャンスに変えてきたこと…

起きたできごとだけを見るのではなく、大きな流れで見てみると、下川町の壮大なストーリーが見えてきます。

初めて知ったことも多かったのか、驚いたり、感心したり、みんなの反応がとても新鮮で嬉しかったです。

歴史を聞きながら気になったキーワードを書きとめ、その中からもっとも関心があることを自由に選んで、自分の研究課題として設定します。

課題の掘り下げや、答えにたどり着くために何を調べるかは、先生方や森の生活のスタッフと、1対1で話して確認していきました。

みんなが設定した課題は、昔と今の林業の違いや、災害やSDGsと森林の関わり、名寄市との合併に注目したものまで、実に様々!そこが気になったんだ!!と、それぞれ違う視点の幅の広さに驚かされました。

 

課題を設定したら、次は情報収集。インターネットや本で調べることに加え、3名の地域の方に直接話を聞きに行きました。

まずは、下川町の森づくりについて下川町役場の職員さんにうかがいます。場所は、林業の現場である町有林。暑い日でしたが、木陰は涼しい!

「なぜ国有林を買ったの?」「林業を続けていく良さとは?」「FSC森林認証を取得した理由は?」「下川と名寄が合併しなかったメリットは何?」

たくさんの質問に、時間いっぱいまで答えてくださいました。

目の前の森は、長い年月をかけ、たくさんの人たちの思いをのせてそこに在ります。そして今も、次の世代に残そうと、たくさんの人が森づくりに関わっているのです。

 

次は、下川町森林組合北町工場とフプの森へ。

北町工場は、1981年に暴風雪で倒れた大量のカラマツを炭にしたことをきっかけに、1本の木を無駄なく使いきる、様々な加工を行っている場所。

カラマツ木炭の誕生は、みんなの関心が高かったできごとのひとつでした。

当時アウトドアレジャー用の燃料として爆発的に売れたカラマツ木炭は、現在、燃料用としては作られていません。時代が変われば、変わらざるを得ないことももちろんあります。

「燃料としては作っていませんが、先代の方たちの思いと技術を絶やさないために、カラマツ木炭を作り続けています」と話してくださいました。

 

フプの森は、森林の間伐や伐採ででるトドマツの枝葉を使ってエッセンシャルオイルを抽出し、そのオイルをはじめとして、様々な化粧品や雑貨などを製造・販売しています。エッセンシャルオイルはFSC認証を取得している商品です。

「なぜFSC認証を取得したの?」「認証を得るために行っている努力は?」「FSC認証とSDGsで関係していることはある?」

変わることで、新しい価値が生みだされるものもあります。

フプの森では、森と私たちの生活の繋がりや、森や環境のために私たちは何ができるのか、という話も聞くことができました。

 

調べた情報を整理してまとめたあと、授業の総まとめとして行われた発表会。授業参観のため、クラスメイトだけでなく、保護者の方にも見守られながらの発表になりました。

保護者の方からは「大人でも知らないことがたくさんあった。これだけ調べて発表できるのは素晴らしい」との感想が。確かに、自分の住んでいる町の歴史を詳しく知る機会は、なかなかないかも知れません。

歴史を知ることで、下川町がどう変わってきたのかを知ることができます。そしてこの先、変わらざるを得ないことも、意志を持って変えようとすることもあるでしょう。

その時、どんな下川にしたいと、みんなは考えるのでしょうか?

その答えへの足がかりにこの授業がなってくれたらと思いつつ、私たちスタッフもまた、下川への思いを新たにする機会になりました。

(たなか)