森の生活では下川町からの委託を受け、下川町オリジナルの教育プログラム「森林環境教育」を実施しています。
森林環境教育では幼児〜高校生までの15年一貫で森についての様々なことを学びます。
小学校4年生では「森づくりについて学ぼう」というテーマで下川町の循環型森林経営について学びます。
まずは事前学習で循環型森林経営の仕組みを学びます。
植える→育てる→切る→使うを繰り返して下川の森林経営は成り立っています。
現地学習では5/20に行われた下川町植樹祭に参加して、実際に自分たちも植樹作業を体験しました。
植樹会場に向かうときに「森に行きたい」「森を歩きたい」などと話していて、とても楽しみな様子です。
まずはセレモニーに参加後、林業機械の見学をしました。
大きな木がハーベスターで伐られて、フォワーダーに積み込む様子はとても迫力があります。
デモンストレーションの終了後には更に近づいて見学しました。
なんと試乗までさせていただきました!
試乗が終わった生徒はみんな興奮した様子で、「操作してみたい?」と問いかけると「うん!」と目を輝かせながら返事をしていました。
大きな機械はかっこいいですね。
機械見学の後はいよいよ植樹です。
まずは昨年の3年生の時の森林学習で学校の敷地内で採取し、1年間育ててきた実生苗を植樹します。
下川町長も一緒に植樹していただきました。
そのあとはクリーンラーチというカラマツとぐい松を掛け合わせたコンテナ苗を植樹します。
森林管理署の職員さんにお手伝いいただきながら、穴を掘って植えていきます。
最後に木の成長した様子を見るため16年生と56年生の森に行き、役場の森林づくり専門員の方から枝払いや間伐について、手ノコやチェーンソーを用いながら説明していただきました。
今回の学習では自分たちも循環型森林経営の「植える」「育てる」の部分を体験したことで、より理解が深まったのではないでしょうか。
みんなで植樹した木が無事に成長して60年後の誰かや何かの役に立つといいなと思いました。
(ながお)