森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
小学校6年生では「地球温暖化と下川町の気候変動対策」というテーマで学習をしました。
事前授業では気候変動(地球温暖化)についての解説をします。
まずは私たちが住んでいる「地球のすごさ」を感じてもらいます。
地球の大きさが直径40cmで今いる教室が地球の場所だとしたら、太陽は直径40mで、小学校から五味温泉の距離になります。
太陽は地球から、遠すぎず近すぎず、適度な距離にあることで私たちは地球に住むことができています。
そんな奇跡の星・地球では温暖化が進み、世界ではさまざまなことが起こっています。
このまま地球温暖化が進むとどうなるかを考えて、付せんに書き出してもらいました。
さらに地球温暖化の仕組みを説明、温暖化の原因である二酸化炭素を排出すること・ものは何があるか考えて、付せんに書き出してもらいました。
地球温暖化の原因や仕組みについて理解したあとは、気候変動(地球温暖化)対策についてです。
日本では2050年に「ゼロカーボン達成」を目指しています。
ゼロカーボンとはという解説をし、この日の授業は終了しました。
後日、下川町役場の方をお招きし、下川町のゼロカーボンの今までとこれからについてのお話しを伺いました。
今回の森林環境教育は総合学習「下川を住みやすくし隊」の一環として行いました。このあとは探究学習でそれぞれ興味のあるテーマを設定し、学習を進めていきます。この授業が下川町の環境について考えるきっかけになっていたら嬉しいです。
(ながお)