森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
今回の森のあそびは「室内あそび」。
外の気温が高すぎるため室内での森のあそび開催となりました。
2005年から森のあそびを始めて以来、これまで悪天候やマダニ、ヒグマの影響で室内あそびになったことはありましたが、暑さで室内に切り替えたのは今回が初めてのことです…。
それでも、森を感じられるように、先生方と工夫を凝らしました!
まずは絵本の読み聞かせ。
「わたしとあそんで」という絵本で、森のなかでの小さな女の子と動物との心の交流を描いた作品です。
先生の臨場感あふれる声にだんだんと作品の世界に引き込まれていきました。
森のなかにいるような気持ちになれたところで、集めてきた森の素材をみんなで観察しました。
ふだん森のなかにあるものも、こうして室内で見てみるとまた違った印象になりますね。
触ったり、においを嗅いだり・・・室内だからこそ落ち着いて森の素材に親めました。
鹿のツノ?それとも枝?
どっちがどっち?
こんな松ぼっくりを発見!
さらに、松ぼっくり同士がくっつくという大発見!
こうなると止まりません。
いったいどれだけくっつけられんだろ!?
くずれてしまったらまたやりなおして、、
小さくても、これもチャレンジ。
こんな遊びのなかで、小さなチャレンジ精神が育まれているのかもしれません。
室内でも、大人が想像もしていなかった遊びが展開していました。
遊び方の決まっている遊具にはない、自由な遊びが引き出されるのは、自然の素材ならではですね。
そして、森にちなんだクイズ大会。
先生の名司会のもと、お題に対して◯か×かに分かれて勝ち残れるか・・・。
例えばこんなクイズです。
「ヒグマのお父さんは子育てしない?」
「冬になると、どんな木も葉っぱが落ちて枝だけになる?」
「キツネは犬の仲間である?」
などなど、、、みなさんわかりますか?
正解のチームは飛んで跳ねて喜びました。
こちらが笑っちゃうくらいの喜びようです笑。
こんなふうに、室内でも森とつながれる森のあそびでした。
今年度の森のあそびもそろそろ折り返しです。
暑い暑いと毎日言っていても、一か月後はもう秋の森かな。
後半の森の遊びも、元気に楽しくあそびましょう!
(あそう)