森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
4年生では5月に下川町植樹祭へ参加し、循環型森林経営を学びました。
今回は川で「森・川・海のつながり」を学習します。
この日は予想最高気温が32℃と例年より湿度も気温も高く、熱中症のおそれがあったため、プログラムの順番を入れ替えて実施しました。
まずは町内を流れるペンケ川を訪れ、生き物探しです。
川にはどんな生き物がいるかな?タモや網を使ったり、石をひっくり返したりして生き物を探します。
ヤマメやウグイ、コガネムシ、トビケラがいました。
川の生き物たちには「遊んでくれてありがとう」と元いた場所に帰ってもらいました。
学校に戻ってきて、教室内で見つけた生き物のふりかえりをします。
スタッフが水中撮影した動画にはヤツメウナギも映っています!
森と川と海のつながりについて解説し、川で生まれたヤマメが海に降っていって、サクラマスになってまた川に帰ってくること、森を大切にすることが川や海を大切にすることにつながるということを学びました。
ヤマメのピンクが主人公の絵本「ピンク、ぺっこん」の読み聞かせもしました。
最後に河童なガイド屋Saikeの園部さんにみんなに向けて一言をいただき、授業は終了しました。
今回の学習では川の楽しさや川の水の冷たさ、森があることのありがたさ、環境を守っていくことの大切さをわかってもらえたでしょうか。
川の生き物たちがいつまでも棲み続けられる環境が続いていくといいですね。
(ながお)