自然を楽しむことはもちろん、木材やエッセンシャルオイルなどが生まれた森のなかで、それらが実際に生まれる過程を体験してみませんか。

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町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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4/19 森のあそび「春のさんぽ」を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施し...

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森の生活だより

3/21 草木染め勉強会を開催しました!

美桑が丘を活動場所に利用してくれている森のようちえん「カカラ」と森の生活の共同企画で、草木染めの勉強会を開催しました。

きっかけは、美桑が丘に必要なものはある?どんなことをやれたらいい?
というやり取りの中で、「草木染めをやってみたい!」という声があったこと。
じゃあ、せっかくだからやってみよう!

 

でも。今の季節は草木は生えていないから何で染めようか・・?
ちょっと悩みましたが、下川の素材で染められるものがありました!
 

オンコの枝葉

オンコはイチイの木のことで、北海道ではオンコと呼ぶこともあります。
庭木にもよく植えられていて、今回はヨックルからいただきました。
こどもたちも一緒に、葉っぱをむしってくれましたよ。

 

キハダの木の皮

キハダは、今回は木工作家さんから分けていただきました。
いつもあるわけではないとのことで、とてもラッキーでした!
キハダの木の皮には、真っ黄色な層があり、そこを剥ぎ取り小さく裂いて使います。
参加したお父さんがナタで削り出してくれて、大活躍してくれました!

 

他にもいただいたインド茜があったので、赤色を染めてみました。

 

染めるものは、草木染めで染まりやすい動物性の繊維の羊毛を用意しました。
他にも染めたい布を持参してもらって染めてみました。
(綿や麻の植物繊維の素材は染まりにくいので、染まりやすくするために自宅で豆乳で下処理をしてきてもらいました。)

染め方の載っている草木染めの本を真剣に見ている子がいたり、

 

持ってきた布に、一生懸命に輪ゴムで模様をつけている子がいたり、

始める前は、小さな子と一緒にやれるかちょっと心配でしたが、
それぞれマイペースに、こどもも大人も楽しんでくれていたようです。

 

そしてやっぱり、こどもは水遊びが大好き!
羊毛を洗う作業は、人気すぎて争奪戦が勃発・・・
やりたすぎて泣く子もいましたが、無事最後まで作業してくれました(笑)

 

草木染めに飽きた子は、外で雪遊びをしたり、パイプハウスの小上がりの上でお父さんと遊んだり。終始、笑い声の絶えない、賑やかな勉強会になりました。

今回は、ひとりのお母さんの「やってみたい」の声から、みんなで楽しめる機会が生まれました。こんな風に、美桑が丘がいろんな人の「やってみたい」を実現できる場になったらいいな、と思います。
これから、どんどんいろんな草木が芽吹いてきて、草木染めの楽しい季節がやってきます。
今回の勉強会をきっかに、今年はみんなで草木染めを楽しんでもらえたら嬉しいです!

成田 菜穂子 (なりた なおこ)

東京出身、といっても下川に来てから24年が経ってしまいました。
森の生活でお仕事させてもらうようになってからは、いろいろな方に出会う機会も増え刺激をもらっています。