自然を楽しむことはもちろん、木材やエッセンシャルオイルなどが生まれた森のなかで、それらが実際に生まれる過程を体験してみませんか。

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町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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4/19 森のあそび「春のさんぽ」を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施し...

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森の生活だより

下川中学校1年生の森林環境学習

下川中学校1年生に、6月中旬から7月上旬にかけて複数回に分けて森林環境学習を行いました。

学習テーマは「下川町の林産業の歴史(昔)と現状(今)について知ろう」です。

下川町の林産業の歴史と現状を学ぶために中学校での座学に始まり、一の橋地区にある札天山収蔵館(歴史)、下川町森林組合北町工場とフプの森(現状)を見学し、それぞれ学んだことをまとめて発表しました。

はじめの座学では、林業・林産業とはどういうものなのか、それらが昔から現在に到るまで、道具や方法、暮らしなどがどのように変化してきたのかを、お話しや映像などを通してみんなで学びました。

その後、実際に林業・林産業の歴史を知るべく、一の橋地区にある札天山収蔵館へ。

2002年に閉校になった旧一の橋小学校の校舎を、2009年から札天山収蔵館として活用されています。

館内は旧校舎そのものを活用し様々なコーナーに分かれておりますが、体育館に収められている林業・林産業の資料は圧巻です。

下川町教育委員会の学芸員である今井さんを講師としてお招きし、資料の説明、当時の暮らしの様子などを解説して頂きました。

昔使われていた様々な種類のノコギリ、とても大きいですね・・・。
当時の山で仕事の様子が絵で描かれています。
川で丸太を流したり、雪山の斜面を丸太の上に乗って下ったり、運搬はやはり馬ですね。

チェーンソーも実際に持ってみました。
ノコギリからチェーンソーへ。チェーンソーも最初の頃のものはとても大きくて重たい。
今は軽量化が進んでいますね。

座学で学んでいたことや、見学を通して疑問に感じたことも今井さんから丁寧に解説して頂けました。

札天山収蔵館で林業・林産業の歴史(昔)を学んだあとは、現状(今)を学ぶために下川町森林組合北町工場とフプの森へ。

北町工場では木材加工の現場を見ることができました。

600度の高温で熱して、完成までに2週間かかる炭の製造もタイミング良く見ることができました。

木炭の製造の他にも円柱加工材や農業用炭素の製造工程も見ることができました。

フプの森ではトドマツの枝葉をどのように活用しているかを見学。

下川にある貴重な森林資源を余すことなく有効活用する人々の思いを知る機会となりました。

今回の座学、見学を通して下川の林業・林産業の歴史が持続可能な循環型森林経営、SDGsに繋がっていることも学ぶことができました。


最後に今回の学習を通して学んだことをまとめてみんなで共有。

下川町を代表する産業である林業・林産業の歴史と現状を学び、
ひとりひとりが学んだことを自分の言葉で発表することができました。

(しもむら)