5月22日(金)、「下川町の木材の活用方法を知ろう」をテーマに中学校2年生を対象にした森林環境教育を行いました。
下川町の樹木と木製品について学び、次回のハンガー作成に活かします。
まずはじめに、下川町内で作られている木工製品を実際に生徒のみなさんに見てもらい、下川の木からどんな物が作られているのかを学びました。
集成材、羽目板(フローリングや壁材として使用)、ウッドチップ、炭、箸、食器、アロマオイルなど普段の生活で触れているものがたくさん。
それぞれどの木からできているのか、どんな風に作られているのか興味津々。
その後は木の生態についてお勉強。
年輪はどのように重ねられていくのか、木の断面(環孔材と散孔材)の特徴について学び、
年輪は四季があるからできる、四季のない熱帯地方の樹木では年輪が見られない(乾期や雨期など気候にメリハリがあれば年輪が見られる)ということについて一同驚き、寒暖差の激しい下川町は樹木のダイナミックな成長を感じられる特別な場所なんだと感じました。
次は粘土を丸太に見立てて、違う位置から切ったら木の断面がどう見えるのかを実験しました。
丸太の真ん中から切ると柾目、端っこから切ると板目になりますが、みんなでいろんな想像を膨らませながら切断した断面の模様を観察しました。
樹木の生態を学んだ後は実際に下川にある6種類の木の板と木片を実際に見たり触ったり匂いを嗅いだり、それぞれの特徴をまとめました。
教室に並んだ木の板は迫力満点!
それぞれの木のストーリーも聞きながら、ハンガー制作に使用する木材を選んで、次回の森林環境教育では実際にハンガーを作成します。
消毒の徹底やプロジェクターを使用し同じ画面を共有することで、コロナウイルスの影響の中でもみんなで学習することができました。
(しもむら)