森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。
小学校4年生では5月に「森づくりについて学ぼう」を実施しましたが、今回は「森・川・海のつながり」というテーマでも学習しました。
まずは事前学習で森と川と海は「水」を通してつながっているということ、私たちの住む下川町内を流れるペンケ川・サンル川・名寄川は最終的には海につながっているということを学びました。
下川の森に降った雨や雪が湧水になり、やがて川になります。
森の土から染み出した栄養が水の中に含まれていて、川や海へ流れ出すとプランクトンが増え、貝や魚が増えるという仕組みです。
下川の森を守ることが、川や海を守ることにつながっていますね。
現地学習ではペンケ川へ行きました。
ヤマメのピンクが主人公のおはなし「ピンクがとんだ日」の絵本を読み聞かせし、ヤマメの命に思いを馳せてもらいました。
そのあとは、川に入って生き物探しです。
下流に網をセットし上流から水をバシャバシャやると、、
網の中にヤマメが入りました!
どんな生き物を見つけたかを聞いてみると
たくさんのヤマメの他、トビケラやフクドジョウ、トンボ、ヤゴなどを見つけていました。
このようにいろいろな種類の生き物が川にいるというのは、下川の森が豊かだからですね。
最後は捕まえた生き物に「ありがとう」を言って川に還しました。
下川の森を守ることが、川や海を守ることにつながっているということが実感できたと思います。
この豊かな自然が、この先の未来も続いていってくれるといいですね。
(ながお)