町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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下川町の森林環境教育〜2023年度の活動まとめ〜

下川町には、認定子ども園、小学校、中学校、商業高校が1校ずつあり、子どもたちが地元の森林の価値について理解を深められるよ...

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森の生活だより

京丹波町の子どもたちが下川町にやってきました

12月24日〜27日の4日間、京都府京丹波町の子どもたちが下川町を訪れ、森を生かした町の取組を学びました。

京丹波町と下川町では、幅広い経験と視野を持った大人になって欲しいという願いのもと、2年前から交流を行っています。森の生活は下川町から委託を受けてこの事業の企画・運営を行っています。

※今年の夏には、下川町の子どもたちが京丹波町を訪れ、環境や文化の違いを肌で感じて来ました。(京丹波町訪問の様子はこちら

 

初日。まずは、旭山動物園でエゾシカやシマフクロウ、トナカイ、ペンギン、ホッキョクグマなどの北海道の動物や寒さが得意な動物たちを観察しました。

その後、下川への移動途中、さっそく京丹波の子どもたちが剣淵の道の駅で北海道の木のぬくもりを体感していました(笑)

 

 

 

2日目は、下川の小学生と合流し、お互いの自己紹介の後に公民館や小学校など町内を散策しました。

小学校では、地元の木がふんだんに使われていることや体育館内をぐるりと囲う大型の暖房機に引率の先生も驚いていらっしゃいました。

 

 

 

 

午後は、一の橋地区でチップを使った木質バイオマスボイラーや菌床しいたけ栽培施設を訪れ、間伐材などの未利用材が活用されている実際の現場を見てもらいました。

また、その後、実際に森で間伐を体験し、自分たちで倒したトドマツ(実はモミ属)の枝葉を使ってクリスマス飾り作りも行いました。トドマツの香りが部屋いっぱいに広がる中、黙々と作品作り。ツルアジサイやカラマツの松ぼっくりのワンポイントが効いた素敵な飾りができました。京丹波で玄関に飾って下川のことを思い出して欲しいなぁ。

 

 

 

 

 

 

3日目は、前夜からの強風のため、スキーの代わりに昨日採ったトドマツの枝葉を使った精油づくり(アロマエッセンシャルオイルづくり)に挑戦しました。また、蒸留の合間には、白樺樹皮のしおりも作りました。

午後は少し風が弱まったのでスキー場のジャンプ台まで登り、フレペでも雪あそびをしました。そりすべりにチューブすべり、雪合戦、と大人も子どもも大はしゃぎでした。

 

 

 

 

 

 

 

この日、最後は今年のそれぞれの町での交流をみんなでふりかえりました。

訪れた先で「おっ!」と思ったことや学校の友達に伝えたいことを尋ねると、夏の暑さや冬の寒さ、京丹波に竹や川が多かったこと、建物、道路、食べ物、言葉(雪の発音)の違いなどたくさんの意見が挙がりました。京丹波の子どもからは、下川町が木を色々な形で使い尽くしていることを伝えたいという意見もありました。一方、下川町の子どもからは、竹林が欲しいという面白い意見も。バイオマスボイラーの熱を使えば育つかな…?

 

 

 

そして、最終日。

冬の下川ならではの様々な体験をしたり、地元でもなかなか見ることのできないほどの吹雪を見たりと本当にあっという間の4日間でした。最後は握手をしてお別れです。

これからも今回の交流をきっかけに自分の知らない場所に飛び込んで、新しいことをどんどん経験して、吸収して、成長していって欲しいと思います。

あと、今回できなかったスキーをしにまたぜひ下川に来てね!

 

 

 

 

 

 

藤原 佑輔 (ふじわら ゆうすけ)

北海道札幌市出身。大学卒業後、書店員、公務員勤務を経て、2017年4月に下川に移住。より自然が身近にある暮らしを求めてやってきました。下川町民としてはまだ駆け出しの身。人や自然の新たな魅力を発見する毎日を楽しんでいます。