1月6日〜8日の3日間、先月の京丹波町に続いて神奈川県横浜市戸塚区の子どもたちが下川町を訪れ、森を生かした町の取組を学びました。
横浜市戸塚区と下川町では、幅広い経験と視野を持った大人になって欲しいという願いのもと交流を行っています。森の生活は下川町から委託を受けてこの事業の企画・運営を行っています。
※今年の夏には、下川町の子どもたちが戸塚区を訪れ、環境や文化の違いを肌で感じて来ました。(戸塚区訪問の様子はこちら)
1日目。午前中は、互いに自己紹介をした後、谷町長や役場の方から下川町のことや循環型森林経営、ゼロエミッションの取組についてクイズを交えてお話していただきました。
そして、待ちに待ったお昼ご飯は「美花夢」さんでおいしいパスタやグラタン、下川うどんを満喫。ごちそうさまでした!
午後は、美桑が丘の森をスノーシューで散策した後、町内の商店街を散策。さらに一の橋地区のバイオヴィレッジや木質バイオマスボイラー、菌床しいたけ栽培のハウスを見学し、下川町の自然や町、森を生かした取組に直に触れました。
2日目は、下川町の冬の魅力を体感してもらうため、午前は下川スキー場でスキープログラム、午後は美桑が丘で雪あそびを行いました。
スキー初挑戦の子どもたちが多く、平地を歩くことすらままならない様子でしたが、2時間後には自分でリフトに乗り、転ばずに滑り切る子もいました。その吸収の早さとチャレンジ精神には驚かされました。
美桑が丘での雪あそびでは、かまくら作りやそりすべり、雪合戦、たき火などを楽しみ、雪国ならではの遊びを思う存分楽しみました。
この日、最後に今回の子ども交流をみんなでふりかえりました。
自分たちが見つけた横浜と下川の違いやそれぞれの魅力は何かを話し合いました。
気温や建物の高さといった違いが挙がったほか、面白いことに、横浜と下川どちらの魅力としても「自然があること」が挙がりました。互いに他の土地の見慣れない自然に魅力を感じたのかもしれません。本当かどうか、下川は「子どもたちのファッションや名前がオシャレ」「ヤンキーが少ない」という意見もありました(笑)
そして、最終日。
新しい友達と交流したり、雪深い森を歩いて木の匂いを嗅いだり、初めてスキーをしたり、転んだり喧嘩したり上手くいかなかったことも含め、新しい人や場所や出来事を経験し、普段の生活では得られないたくさんの気づきや成長があったのではないかと思います。
また、そうした子どもたちの姿を通して、新しい場所で新しいことに挑戦することの大切さを改めて実感する3日間でした。
藤原 佑輔 (ふじわら ゆうすけ)
北海道札幌市出身。大学卒業後、書店員、公務員勤務を経て、2017年4月に下川に移住。より自然が身近にある暮らしを求めてやってきました。下川町民としてはまだ駆け出しの身。人や自然の新たな魅力を発見する毎日を楽しんでいます。