町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

もっと詳しく

顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

もっと詳しく

9/18 下川商業高校1年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施し...

続きを読む

森の生活だより

9/18 下川商業高校1年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。
昨年度のまとめはこちら

高校3年間を通じた森林環境教育の目標は、「持続可能な地域経済のあり方について、地域資源の活用や、SDGs・ESGの観点を踏まえつつ、探究し、提案することができる」

1年生は毎年、士別翔雲高校とのキャンパス交流として実施しています。

下川町の地域資源である森林を体験し、森林を活用したビジネスを知ること、両校の生徒たちが交流することを目的としたプログラムです。

 

まずは毎年恒例、下川町と上川北部森林管理署が共催する「第15回 下川町林業体験バスツアー(育樹祭)」へ参加。

一般の参加者の方とともに、国有林のアカエゾマツの枝打ちを体験しました。

【枝打ち】は、木の幹から1cmほどのところで枝をきり落としていく作業。
木材の商品価値を高め、林内の見通しや作業の効率を高めるための大切な作業です。

初めてだったと思いますが、みんなしっかりと作業をしてくれました。

 

育樹祭終了後は下川商業高校へ移動。
下商と翔雲の生徒さんの混合グループで、まずは自己紹介から。

その後、下川町の森林を活用したビジネスの紹介をしました。

地域には、そこにある資源を活かしたビジネスがあります。
商業高校のみなさんは特に、3年間で地域のビジネスに触れる機会もきっとあることでしょう。

 

午後は、昨年度から内容を変更して【森の万華鏡づくり】を実施。
両校の生徒さんたちの交流が進むように、手を動かしながらグループで体験できるものを考えました。
厳密に言うと今回は「森の」ではないのですが、自然素材を使って自分だけのオリジナル万華鏡を作ります。

 

まずは、万華鏡に入れる自然素材をグループ毎に探します。
行き先は……校庭!!

普段は気にもとめていませんが、よく見ると意外に色々なものがあります。

 

次は万華鏡ケースの装飾。シールやマスキングテープ、ペンなどで思い思いに作っていきます。

 

ケースを組み立て、中に入れる鏡を準備。

 

そしていよいよ、万華鏡の本体部分。
試験管にグリセリンを入れて、自分の好きな自然素材を入れていきます。

スタッフが美桑が丘で集めた素材もおすそ分け。素材バイキングも楽しんでもらえたかな?

 

どんな万華鏡になるかは、出来上がって見てみるまでわかりません。
一期一会なところも面白いです。

 

生徒さんたちが実際に作った万華鏡がこちら!
2人の万華鏡をカメラで映して、全体に共有しました。

 

同じ万華鏡でも、見るところによって見え方が違うのも楽しいですね。

 

最後に、両校全員で記念撮影。

活動を見守ってくださった先生からいただいた感想をご紹介します。

「下川町の森林への取組が理解できる内容でした。
また、価値がないと思われる枯れ葉や雑草が、万華鏡製作を通して価値のある物に生まれ変わることができることを理解できました。」

価値がないものが価値のあるものに変わる。
これは地域のビジネス、ひいてはまちづくりにも大事な視点であり、それを万華鏡づくりから感じ取っていただけたことをとても嬉しく思いました。

 

高校生の元気な姿は、地域にとってはとても頼もしく、嬉しいものです。
お互いの地域で充実した3年間を送ってくださいね!私たちもしっかりサポートしていきます!

(たなか)