森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。
昨年度のまとめはこちら。
今年度の小学校2年生のプログラムは「動物のお弁当づくり」です。
まずは導入プログラムで算数の「長さ」の単元に合わせて、長さ探しです。
森の中の〇〇cmのものを持ってこよう!というお題に合わせてその長さのものを探してきます。
1回目は30cmのもの。スタッフの持つものさしで長さを測ってみると、、少し長かったり、短かったり。
間違っていてもめげずに違うものを探して、何度も長さを測っています。
2回目は15cmのもの。なんとなく感覚が掴めてきたようで、ピッタリの長さのものを持ってくる子がいました。
つぎに「森の宝物探し」というお題で、自分がいいなと思うものを探してきて共有してもらいました。
大きくて長い棒、どんぐり、葉っぱなどそれぞれの「いいな」が集まりました。
そしていよいよメインの「動物のお弁当づくり」です。
森の素材を使って、クマ、シカ、キツネ、ウサギ、リスにお弁当を作ります。
班ごとにくじ引きをして、どの動物を担当するか決めます。
おかずカップとして用意した紙コップも使いながら、みんなで協力して作りますよ!
葉っぱをちぎってサラダを作ったり、お味噌汁やデザート、ちまきもあります。
きれいにおかずを並べている班もあります。
どのお弁当も美味しそう!
できあがったら蓋をして、テーブルにおきます。
そして順番に動物を呼んでお弁当を食べてもらいました。
「おすすめのおかずはなぁに?」「これ美味しいよ!」など動物さんと会話しながらお弁当を食べてもらいました。
リスは食べきれなかったどんぐりを地面に埋めるために持って帰ったり、クマは大きな口でたくさん食べて帰っていったり、動物が登場するたびにみんな引き込まれて話を聞いています。
発表のあとは、今登場した動物たちは実際にどのようなものを食べているか、また、下川で他に見られる動物について紹介しました。
最後の自由あそびではクマやシカの毛皮に触ったり、先ほどの動物になりきっていたり。
かわいい動物さんたちに、おいしくお弁当を食べてもらえてよかったね!
(ながお)