12月4日、7日の2日間にわたり、下川商業高校2年生の商品開発の授業をお手伝いさせていただきました。
2回に分けて、5-6人ごとに別れたグループごとに、製品やサービスのアイディアについて、
具体的にその製品の内容や、実際に事業化したときの収支を検討します。
3年生になると、事業を通じて地域の課題を解決するための課題研究に取り組みますが、
ちょうどその予行演習的な位置付けです。
この授業の前の森林環境教育では、
好きなこと・興味のあることと、下川にある資源や特徴と掛け合わせたビジネスアイディアをブレストしました。
そして、SDGsに取り組む下川だからこそ、事業を構想する際に考えてほしい2つのポイントも紹介。
その結果・・・こんなにアイディアが!!
一部を紹介します。
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- カメムシ掃除専門業者
- 五味温泉に入りながら映画を見る事業
- しもりん公式youtube
- 五味温泉入浴剤
- 映画を観る時に下川のご飯屋さんのテイクアウトサービス
- しもりんメイクパレット
- 公園で好きな人と喋れるスポット
- 森林をバックに嵐のライブ。カメムシの演出。
- トマトジュースを使った料理
- おばあちゃんおじいちゃんにシーモーイーツ
- 森の図書館
- 下川シャーペンラリー
- 油温泉
- リアルきつねうどん(狐の肉入り)
4日はこのアイディアをもとに、4枚の紙芝居にまとめる形で、事業のストーリーを考えます。
4枚の紙芝居はそれぞれ下記の内容で整理します。- 現状
- 製品・サービス
- 製品・サービスの提供する価値
- 理想の未来
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整理するための問い。
カメムシとのお付き合いは大人も高校生も切実。。
1枚ずつ、ストーリーにまとめて発表しました。
そのうちの1例をご紹介。
12月7日は、このポイントを踏まえて、収支を考えました。
日頃習っている勘定科目を、事業収支を考えるために思い出して・・・
材料費や消耗品費など目に見えるものはイメージしやすいですが、
人件費や水道光熱費など、目に見えないものの経費を考えるのはなかなか骨が折れたようです。
普段学習していることを、具体的に考えていく良い練習になったのではないかと思います。
グループの中で、活発に意見交換していくみんなの姿がとても印象的でした。
事業を構想することの楽しさと、難しさの両面を体験してもらえたのではないかと思います。
来年の課題研究が楽しみです!
麻生 翼 (あそう つばさ)
愛知県名古屋市出身。大学時代に訪れた北海道の農山村に魅せられ、気づけば下川に流れ着いていました。下川は個性豊かな人々が多くとても面白い町です。のんびり田舎暮らしはどこへやら…な日々ですが、たまの休日は山菜採ったり渓流釣りしたり、ときどき狩猟したり、森の生活を満喫しています。代表です。