8月20日、24日の2日間で下川小学校4年生の森林環境学習を行いました!
4年生の学習テーマは「森・川・海のつながり」で下川の森と天塩川流域のつながりにフォーカスし、
事前学習(座学)、現地学習(川遊び)、事後学習(まとめ)の順で学びました。
今回は下川町のアウトドアガイド、釣りをこよなく愛する園部峻久さんにもアドバイザーとして参加して頂きました。
事前学習ではまず、「川はどのようにしてできるのか?」「下川の身近にある川は?それらの川がどこから来て、どこを通って、最終的にどこに辿り着くのか?」「川にはどんな生き物がいるのか?」をみんなで考えてみました。
このようなこちらの問いかけに対して、みんなで考えて元気よく発言!
雨や雪として山に降り注いだ水が地中を通って湧き水となり、それが集まって小さな川が生まれる。
豊かな森の中から生まれた川には沢山の栄養が含まれていて、多様な微生物、水生昆虫、魚などが育ち、
川で生まれたヤマメやイワナ、鮭の中には海まで旅をしてサクラマスやアメマスになって生まれた川に帰ってくるものもいます。
森の栄養分は川を通って海までつながり、海に住む生き物を育む大切な栄養にもなります。
このようにして森の豊かさを守ることは海の豊かさを守ることにもつながり、
それが人々の暮らしや食生活にも大きく関係してくることをみんなで学びました。
好天に恵まれた現地学習では、とにかく川を楽しみました!
友達同士協力して魚や虫を捕まえて、生き物観察!
ヤマメが捕れたときは喜び爆発!
川に入る前にみんなで読んだ絵本「ピンク、ぺっこん」に出てきたピンク(ヤマメ)が目の前に!
「ピンクがいた〜!」と大興奮でした。
その後は学校に帰って事後学習、川で見たもの、気づいたこと、感じたことをみんなで沢山出し合いました。
ヤマメやフクドジョウ、ガムシなどの様々な水生昆虫、幼虫を見つけ、それらを図鑑で調べて名前や生態も調べることができました。
「川の水は冷たかった!」「きれいだった!」「とにかく楽しかった!」「森がきれいだった!」など沢山の感想もあり、
とにかく楽しみながら「森・川・海のつながり」を学ぶことができ、下川の森と川の豊かさは本当に貴重で、様々な生き物がいることを知ることができました。
今回の授業がきっかけで、下川の自然、身近にある豊かな生態系の素晴らしさの再確認につながればと思いました。
(しもむら)