町まで歩いて10分、みくわヶ丘の森まで5分。キッチンで自炊ができ、色々な設備も整っている独立したコテージなので、1泊でも長期でも、周りを気にせずゆっくりと過ごせます。

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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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下川中学校3年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施し...

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森の生活だより

下川中学校3年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。
昨年度のまとめはこちら
中学校では総合的な学習の時間を用い、毎年度、先生方と授業の目標や内容を相談しながら、一緒に取り組んでいます。

下川中学校3年間の森林環境教育の目標は、「下川の林業・林産業の歴史と現在の取り組みを知ることを通じて、町の将来について考える」。

その目標にむかって、3年生の総合学習のテーマは【もしもあなたが町長だったら 持続可能な下川のまちづくりについて、社会の創り手としてできることを考えよう~中学生の視点で~】

下川町がよりよい町になるために、何が課題で、どう変わったらいいだろう?をグループ毎に考え、最後は下川町議会議場にて、町長・町議会議長・教育長に向けて課題解決案を発表します。その一部をお手伝いしました。

生徒さんたちはまず、小学校から今までの地域の方との学習をふり返り、「2030年における下川町のありたい姿」や、自分たちが考える下川町の良さ・もっと良くしたいところなどから、現在の下川町の課題と、課題を解決するためにはどうしたらいいか?を中学生の視点で考えました。

 

その課題解決案を、グループ毎に聞いていきます。

そこに至った思考の流れの整理や、同じ課題に取り組んでいる町民の方の紹介、解決案を実施するにあたってさらに考える必要のあること、などをアドバイス。

私たちスタッフも、知っていることや関心の高い事柄がそれぞれ違います。
生徒さんたちの考える解決案が、話を聞く大人たちにより伝わるためにはどうすればいいか、いち町民として話をさせてもらいました。

このあと生徒さんたちは、町民の方へのインタビューやアンケート調査などを加えながら、自分たちの解決案をブラッシュアップさせていきました。

写真は中間発表の様子。
聞き手に伝わる話し方や、話の順序の組み立て方、発表時に見せるスライドをどう作ればわかりやすいか、などをアドバイスしました。

 

そして迎えた、議場発表当日!

生徒さんたちが考え、発表した解決案はこちら。

「フォレストアドベンチャーを下川町につくる 」
「明るい下川町を目指して~ゲーム大会を通して子どもたちや未来世代の笑顔を作り出す~ 」
「アイスキャンドルミュージアムを盛り上げたい (下中うどん)」
「特産物をつくりたい(下川町産の食材を使った下川ラーメン)」
「キャンプ場をつくりたい 」
「寿フードセンターを有効活用して幅広い年代が集まれる場をつくる(モルックで交流)」

施設の建設費や運営費の計算をして利益がきちんと出るかを考えたり、イベントの具体案をいくつも考えたり、ラーメンの試作をしてみたりと、実現可能な提案となるように工夫がされた発表でした。慣れない場所で緊張もあったはずですが、練習の成果を発揮し、みんな堂々と話すことができていました。

発表を聞いていた町長からは、最後に解決案それぞれへのコメントがされ、中学生のみんながしっかり町づくりを考えてくれたことへの驚きと、感謝が伝えられました。

2月に行われるアイスキャンドルミュージアムというイベントでのうどん提供を考えた生徒さんたちは、なんとこの案を実際に行動に移す予定、とのこと!

町づくりは、役場の職員さんだけがやることでも、大人だけがやることでもありません。
中学生が一人の町民として考え、行動を起こしてくれることがとても嬉しいです。
それと同時に、生徒さんたちがあげてくれた声をひろい、大人がその思いを実現するために動いていける、そんな町でありたいと思いました。

(たなか)