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顔の見える「野菜」があるように、顔の見える「木材」があってもいい。
顔の見える範囲で、有効活用されていなかった下川産広葉樹の活用に取り組んでいます。「しもかわ広葉樹」の産地直売所として、乾燥済み木材と、オーダーメイド天板をお届けしています。

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10/28 下川商業高校2年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施し...

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森の生活だより

10/28 下川商業高校2年生 森林環境教育を実施しました!

森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。昨年度のまとめはこちら。

高校3年間を通じた森林環境教育の目標は、「持続可能な地域経済のあり方について、地域資源の活用や、SDGs・ESGの観点を踏まえつつ、探究し、提案することができる」

それをふまえた2年生の授業テーマは  “地域の資源を活かし地域経済やSDGsに貢献するビジネスを考える” です。グループごとにビジネスアイディアを考え、最後に発表します。

商業高校での授業のため、地域でのビジネスを考えられるように、また、毎年3年生が行う「課題研究」授業が、生徒さん自ら企画を作り地域の協力を得て実現するという内容のことから、企画をどう作るか、どうまとめるかの練習にもなるようにこのプログラムを考えています。

 

まずは、アイディア出しのブレインストーミング(ブレスト)からスタート。
①自分の「好き」なことやもの ②日ごろ感じている「不満」 ③地域にある「資源」
この3つについて、思いつく限りふせんに書き出していきます。ブレストは量が勝負!とにかくたくさん書きます。

「好きこそものの上手なれ」
多少つらくても好きなことだったら頑張れるもの。これはビジネスでも大きな力になります。
好きが仕事になった代表例として、下川町のフプの森を紹介しました。

 

次の時間は下川町で地域資源を使いビジネスをされているお二方をゲストに迎え、話をうかがいました。
1人目は たばた製麺の田畑寿彦さん。

もともとは給食用の牛乳やアイスを販売する会社をお父様が経営されていましたが、昭和58年に下川鉱山が閉山。人口も減っていくなかこのまま牛乳の販売を続けるのか、別の事業をするべきか考え、当時町が特産品として力を入れていた手延べ麺の工場を昭和59年に始めたそうです。

「北海道は気候が冷涼なため病害虫を防ぐ農薬散布量が少なく、道産食材は安心安全」という当時の消費者の意見を参考に、田畑さんはしもかわ手延べ麺の原料を追求。
北海道産小麦・滝川のなたね油・宗谷の塩を使用した「奥蝦夷白雪」、さらに下川町産小麦・滝川のなたね油・宗谷の塩を使用した「雪の華舞」を開発しました。

製品が出来上がるまでには、下川町内で作付けされる小麦の品種の移り変わり、製粉技術や施設の進化、消費者のニーズの変化も大きく関わっていました。
町民としては当たり前のように見ている商品ですが「下川の手延べうどんを下川の原料でつくりたい」という田畑さんの想いがあってこそなのだと、改めて感じることができました。

 

2人目は、しもかわしいたけファームの平野優憲さん。
冒頭「下川のしいたけをスーパーなどで見たことがある人?」と平野さんが問いかけると、ほとんどの生徒さんが手を上げ「それだけ知られていて嬉しい」と笑顔。

下川町の市街地から車で15分ほど離れた一の橋集落の再生と、地域資源の活用のために始まったしいたけ栽培。美味しいしいたけを生産するのはもちろんのこと、木質バイオマスボイラーの熱利用とともに、年間を通した雇用の場を作れたことが大きな価値のひとつとのことでした。

近隣市町の大きなスーパーでの取り扱いに至った経緯も紹介。
生産地が消費地と近いと鮮度が高く、スーパーの廃棄ロスにもつながること、だれがどこで作っているのかがわかる安心感、施設栽培による安定した商品の提供など、様々なことが評価につながっていました。

 

ゲストのお話をうかがったあとは、ビジネスアイディアづくりの続き。
先ほど書き出した ①自分の「好き」なことやもの ②日ごろ感じている「不満」 ③地域にある「資源」をかけ合わせて、ビジネスを考えてみます。

無理矢理にでもくっつけてみると、思いもしなかったようなものが生まれることもあります。グループごとにいわいわいと作業が進みました。

いくつかビジネスアイディアを考えたら他のグループのアイディアもチェック。最終的に自分たちが発表するものをひとつにしぼりました。

 

考えたビジネスアイディアは、ストーリーのように伝わる形でまとめていきます。

スタッフにも相談しながら進め、最後はグループごとに発表しました。

下川町産の木で作る野球のバット“SHIMONO”、シカ肉を使い空き家を活用するジビエラーメン店、農家さんで働く外国人の方が冬季も働けて町民は外国の料理が味わえる多国籍レストラン、駆除されるクマ皮を使った毛布…などなど、たくさんの面白いビジネスアイディアが生まれました。

新しいものを作りだす考え方や伝わりやすいまとめ方など、来年の課題研究や今後に活かしてくれたらとても嬉しいです!

(たなか)