小学校5年生は、小学校で唯一、社会で「わたしたちの生活と森林」という、森林をテーマにした単元を学習します。
せっかくなら、下川ならではの地域の資源を使って、他ではできない学習にしたいなぁと!
ということで、下川小学校5年生の森林環境教育では、
身の回りの森から生まれたものに気づき、下川の森から、小学校で使っている机やロッカー、床板などの身の回りのものとのつながりを、自分たちで現場に出向いて取材して、新聞にまとめるプログラムを実施することにしました。
事前学習は教室で。
世界、日本、下川の森林率をおさらいした後(下川の森林率90%を即答するみんな、さすが)、班ごとに古今東西ゲーム「ふだんの生活でつかっている、木からできたもの」を行いました。
机、ロッカー、床板に始まり、ピアノ、炭、暖房(下川小学校の熱源は、木質バイオマスボイラーです)まで、様々なものがありますね!
その後、教室内にある、机、ロッカー、床板に焦点をあてて、机はシラカバ、ロッカーはカラマツ、天井の一部にトドマツが使われていることを、朝採りの葉っぱと合わせて紹介した後、
これらすべて下川でつくられているんだよ〜!
ということを紹介しました(驚かせようとしたらみんな知ってました笑)。
明日の現地学習では、実際に働いている人に仕事場で会って、取材します。
木から丸太をつくる・・・林業の仕事
丸太から板をつくる・・・製材業の仕事
板から机、床板をつくる・・・木材加工業の仕事
木くずから暖房をつくる・・・木質バイオマスボイラーの仕事
そのために、みんなで質問を考えました。
できるだけたくさんの質問を出すために、ブレストタイム!
質問の「つながり」が見えるように、線で結びながらの作業。
その後、グループごとに特に聞きたい質問に投票し、
個人的にも聞きたい質問をまとめました。
明日は、いよいよ、今日自分たちで考えた質問を携えて、訪問します。
どんな話が聞けるかな〜。
愛知県名古屋市出身。大学時代に訪れた北海道の農山村に魅せられ、気づけば下川に流れ着いていました。下川は個性豊かな人々が多くとても面白い町です。のんびり田舎暮らしはどこへやら…な日々ですが、たまの休日は山菜採ったり渓流釣りしたり、ときどき狩猟したり、森の生活を満喫しています。代表です。