森の生活では、幼・小・中・高校ごとに15年一貫の森林環境教育を、教育委員会や学校・保育施設と連携して2009年から実施しています(プログラムは森林環境教育LEAFを参考に作成しています)。
昨年度のまとめはこちら。
今年度のこども園の森のあそびのはじまりは「春のさんぽ」です。
森へ行く前に「森のあそび3つの約束」を確認します。
3つの約束とは、
・何でも食べない
・大人が見えないところに行かない
・棒は持ってもいいけど手のひらの大きさまで
という森で安全に活動するための約束です。
みんな守れるかな?と問いかけると「はい!」と元気なお返事。
それではいよいよ、みくわが丘に向かって出発です。
ヨックルガーデン、中学校グラウンド脇の並木道を歩きながら、松ぼっくりやふきのとうなど色々なものを発見して、触ってみたり匂いを嗅いでみたりしながら進んでいきます。
森に着いたら、みんなで「よろしくお願いします」と森に挨拶しました。
今日はこの時期だけのお楽しみ「白樺の樹液」を採って、飲んでみます。
穴を開けさせてもらう白樺の木に「採らせてください、お願いします」とみんなでお願いをしてからスタッフが木に穴を開けました。
穴が開いたら、ポトリポトリと透明な樹液が出てきました。
この樹液をホースを使ってペットボトルに溜めていきます。
みんなが飲む量が貯まるまで、一晩かかることもあります。
スタッフが事前に採っておいた樹液をみんなで味わってみました。
「白樺さんありがとう、いただきます」と伝えて、いただきました。
「甘い」「おいしい」という声があがります。
おかわりをする子もたくさんいました!
飲み終わったら樹液が溜まっていく様子を見たり、樹液が流れる音がするかなと言って木に耳をくっつけて聞いてみたり、自由あそびをしました。
白樺の倒木の平均台や落ち葉シャワーなど、遊具がなくても楽しく遊んでいます。
あっという間に終わりの時間になり、「ありがとうございました!」と森に挨拶をして、こども園に帰りました。
とてもいいお天気の中で始まった森のあそび、お日様ポカポカで気持ちよかったね!
今年はどんな冒険が待っているかな?
一年間、楽しく遊ぼうね!
(ながお)