下川町には子ども達が様々な体験や経験を得る活動、安全・安心な居場所作りとして小学生対象の「キッズスクール」があります。
森の生活では下川町教育委員会から事業を受託し、企画・運営をしています。
10月のキッズスクールの様子をレポートします!
10/5 やきいも会
秋といえば、やきいも!
みんなで準備をして、たき火でいもを焼きます。
まずはいも準備班と火おこし班、好きな方に分かれて作業をします。
今回はさつまいもとじゃがいもの2種類用意しました。
いもを水で洗って、新聞紙に包んで水で濡らし、アルミホイルに包みます。
みんなで協力して作業したのであっという間に準備完了です。
一方の火おこし班は…
こちらは二手に分かれて火おこしチャレンジをしました。
マッチは15本限定、白樺の皮や小割りにした薪などを使って火おこしをしていきます。
マッチを擦っては捨て、擦っては捨て、、、
片方の班は無事に火おこしができました!
もう片方の班は残念ながら火おこしができず、、でも何事も失敗を繰り返して成長していくのです。
スタッフがたき火の仕組みを説明しながら火おこしをしました。
火が大きくなって安定したら、準備したいもを入れて焼けるのを待ちます。
できあがるまでは自由あそびです。
森を散策したり、池に何かいないかのぞいたり、焼けるのが待ち遠しくて火の番をしたり。
40分ほどでいもが焼き上がりました。
切り分けて、みんなでいただきます!
ほくほくあつあつのおいも、とても美味しくってたくさんおかわりをしていました。
天気も良くて、美味しいおいもを食べて楽しかったね!
10/15 ぞうきんちくちくタイム
社会福祉協議会主催の「つながるカフェ」とのコラボで、大人に教わりながらぞうきんを縫ってみよう!という企画です。
針を持つのが初めての子もいて、少し緊張気味。
つながるカフェに参加している方から針の持ち方、糸の結び方、縫い方などを教わりながらちくちくしていきます。
ひたすらちくちく
わからないところや難しいところは教わりながらもくもくと縫っていきます。
できあがったら嬉しそう。
1枚目が出来上がって2枚目を縫う子もいたり、白いタオルにカラーの糸を使ってかわいいぞうきんを作っている子もいました。
完成したぞうきんを持って集合写真!
つながるカフェのみなさん、ありがとうございました!
10/22 自由工作
秋といえば、芸術の秋。
11月に控えている町民文化祭に展示するため、自由工作をしました。
材料はおり紙や箱、紙コップ、紙皿、モール、竹ひご、ペン、色鉛筆などたくさんあります。
テーマも使う材料も自由なので、それぞれ好きな材料を選んで制作していきます。
「何をつくろうかな」と悩んでなかなか進まない子も、「〇〇をつくりたい」と言って設計図を書いてきた子もいます。
作っている最中に「すごいね!オレじゃあ考えつかないよ」とお友達をたたえる姿もありました!
制作タイムのあとは発表です。
前に出てきて何を作ったかを紹介してもらいました。
どれも力作ぞろいで説明にも力が入ります!
町民文化祭で見てくれた人はどんな感想を持つかな?楽しみだね!
10/26 猟師さんシカ肉料理教室
町内在住の猟師・野崎さんにお願いをして、森から鹿を獲ってきていただき、目の前で解体から料理の仕方までを教えていただきました。
初めて見る鹿の脚にみんなの目が釘付けです。
切り分けながらここが外モモ、ここが内モモなど部位を教えてもらいました。
そのあとはさらに膜やスジを丁寧に削ぎ落としてスライス
保護者の方も下処理に挑戦です。
やっとみんなが普段見ているようなお肉の形になります。
鹿の脚2本分だと、こんなにたくさんのお肉。
これは焼肉と汁物にします。
料理ができあがるまでの間、町の鳥獣対策支援員の方から鹿についていろいろ教わります。
鹿の生態や鹿に関するクイズ、なぜ鹿を獲るのかといった対話まで、鹿に関する知識がたくさんついたかな。
さて、そうこうしているうちに料理ができあがりました。
みんなでいただきます!
意外にも初めて鹿肉を食べるという子が多くいましたが、みんなおいしいおいしいと言って何回もおかわりをしていました。
用意してくださった鹿肉は完売!
みんなで鹿に感謝してごちそうさまを言いました。
普段スーパーで見ているパックに入ったお肉やお魚もこうして自然の中からとってきてくれる人がいて、運んでくれたり調理してくれる人がいて、やっとみんなのお腹の中に入って栄養となります。
お肉、お魚、野菜などたくさんの命がみんなの身体を作っているね。
これからごはんを食べるときは、そのごはんの向こう側を考えてくれたらいいな。
講師の野崎さん、渋谷さん、森さん、ありがとうございました!
(ながお)