下川町認定こども園「こどもの森」に、森の生活から原木遊具を寄贈しました。
きっかけは、丸太を置いたら下川らしい遊具になるよね〜という園長先生との立ち話から。
ちょうど今年、こども園で園庭づくりに取り組んでいて、花壇をつくったり、木を植えたりするようなんですが、予算にも限りがあって、、と話し込んでいるうちに、それなら僕らでなんとかしましょう!・・・ということで、原木をプレゼントすることになりました。
元・森の生活のスタッフで、現在は薪屋とみながとして、薪や薪ストーブの販売・メンテナンスを行なっている富永紘光ことトミーに相談すると、ちょうど良い原木があるということで、園の先生方と見に行ってきました。
そこで選ばせてもらった、太さや形がちょうど良さそうなミズナラ2本とタモ1本の合計3本の原木を、園庭に設置することになりました。
薪になるはずだった原木が、思いがけず遊具になるってのがまた、いいですね。
9月26日(木)の朝、上名寄の農家の本田さんにもご協力いただき、搬入です。
園庭に原木が運ばれてくるよ〜と聞いていた子どもたちも、園舎から出てきて嬉々として見学していました。
設置した原木は、しっかり安定するように木のつっかえを入れて、安全を最優先に考えて設置しました。
トミーが持ってきてくれたどんころ(短く切った原木)もところどころに配置。
もしぶつかっても怪我しにくいように、原木の端は丸みがつくように面取りもしてくれて、温かみのある仕上がりにしてくれました。
とっても素敵です!
設置が完了したら、子どもたちにもお披露目です。
登ったり渡ったり、高いところに上がるのはやっぱ楽しいよね。
教室の中で先生たちに、耳をすませると木の声が聞こえるかもよと聞いていた子どもたちは、原木に耳をつけて声を聞いていました。
聞こえたかな?
トミーと僕から、子どもたちにひとこと。
木が下川の森の中にどんなふうに生えていて、どんなふうにみんなの元に届いたのか、トミーが教えてくれました。
僕からは、この木はみんなのおじいちゃんやおばあちゃん(ひょっとしたらひいおじいちゃんやひいおばあちゃん)と同じくらいの年齢で、みんなと同じくらいの年齢のミズナラの苗木もプレゼント!みんながおじいちゃんおばあちゃんになったら、この木くらいの太さになるかもよ!見にきてね。と伝えました。
月に1回は、森林環境教育の一環の「森のあそび」で美桑が丘の森で遊んでいますが、より日常に近い園庭でも木に触れられる機会を増やすことができるかなと思います。
これから、樹皮が剥けたり、虫やキノコがついたりと、少しつづ朽ちて変化していく様子も、人工的な遊具にはない自然を感じてもらえるんじゃないかなと思います。
子どもも大人も、始めから終わりまでみんな笑顔の、とっても素敵な寄贈式となりました!
(あそう)