NPO法人 森の生活

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活動報告一覧

1/5 満月の夜の森歩き ムーンウォーク

2015.01.26

 
2015年最初の満月である、1月5日。「満月の夜の森歩き:ムーンウォーク」を開催しました。
参加者は15名。スノーシューを履いて、夜の森へ出発です。 
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出発時間には雲に隠れていた満月ですが、途中から顔を見せてくれました。
灯りを何もつけなくても、月灯りと雪灯りで歩けます。
木々越しに見る満月は、まるで森の心臓のようにも見えます。
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森を抜け、広い雪原を満喫!
誰も足跡をつけていない真っ白な雪の上を、どこまでも好きに歩けるのは快感です♪
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月の光をあびながらの夜の雪の森歩き。日常とは少し違った空間を体験していただきました。
2/4と3/6の満月の夜にも開催されます。ご興味ある方はぜひお申し込みください→
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1/20 勉強会「雲南市に学ぶ 小規模多機能自治による住民主体のまちづくり」を開催しました

2015.01.23

 
インターンの宮塚です。インターンシップが終わりに近づくなか、今回は森林からすこし視点を広げて「まちづくり」というテーマで下川町の今後を考えていくために、他の地方自治体の取組みを学ぶ勉強会に参加する機会を得ました。
高齢化が進む中で住民がいきいきと暮らしていくためにはどうしたらいいのか?その良いヒントを得ることができた勉強会の開催報告をお送りします!
 
将来を見据えた小規模多機能自治による住民主体のまちづくりの経験を学ぶため、2015年1月20日に島根県雲南市から雲南市役所政策企画部地域振興課・統括主幹の板持周治(いたもち しゅうじ)さんをお招きした勉強会「島根県雲南市に学ぶ 小規模多機能自治による住民主体のまちづくり」を開催いたしました。
 
森の生活代表の麻生が時折質問を投げかけお答えいただくスタイルで、板持さんから雲南市の紹介と高齢化が進んでいる現状と、市内の各地区で取り組みが行われている地域自主組織の独自の取組みについて事例を踏まえたお話を頂きました。本講演会には下川町内外から41名が参加しました。
  

雲南市役所 板持さん

雲南市役所 板持さん

森の生活代表 麻生

森の生活代表 麻生

当日は旭川からの参加者も

旭川からの参加者も


 
 
 
 
 
  
 
 
島根県雲南市は、平成16年11月に中山間地域の6町村が合併して新たに設置。神話が伝えられ国宝の遺跡が出土するなど、歴史や自然、食など郷土の恵みの豊かなまちです。一方で、市内全域で日本国内の水準を上回るペースで高齢化が進んでいます。このため、ピンチをチャンスに変え、行政と市民が「協働」によって、地域の恵みを生かし誇りある暮らしやすいまちづくりを進めるため、住民力を発揮した取組みが行われています。
  
雲南市が取り組んでいるのは、「地域自主組織」。面積、人口、高齢化率などが異なる市内各地区で、自治会、町内会などの地縁組織、営農、消防団などの特定の目的組織、およびPTA、女性など属性組織といった異なる組織や団体が結束して、住民の任意で作られるものです。各地域の違いと長所を生かしながら、楽しむだけではなく、問題を把握し、目的を持ってチェーンのように連携した課題解決型の取組みが行われているのがポイント。現在では43組織が、30か所の交流センター(旧公民館を改名して設置)を拠点に活動しています。
  
組織の事例紹介では、人々が考えて工夫を凝らしながら行っている独自の努力がたくさんあることが分かりました。例えば…
 
○ 鍋山地域では、水道局と協力して毎月1度の水道検針の機会を利用して全世帯を訪問して“お元気ですか~?”と声をかける運動や、使い方が簡単な携帯電話を援護が必要な人たちに持ってもらい24時間体制で緊急時に対応できるようにしているそうです。
 
○ 中野地域では、空き店舗を活用して、地元農家さんがつくった新鮮野菜の産直コーナーや、お年寄りも気軽に立ち寄ってお茶やコーヒーが飲める憩いのコーナーを設けた“笑んがわ市”を毎週開いています。(板持さんはお年寄りがぞくぞくと集まってくる光景を初めて見た時にはとてもびっくりしたとのこと!)
 
○ 山間の松笠地域は、他の地域に比べて若者が多く住んでいることもあり、お嫁さんを求める男性が、まずは基本のオシャレの勉強から始めて男を磨き、出会いパーティーを開いたりする婚カツ隊活動が行われているそう!その努力が実ったのか、国政調査によると平成17年度から22年度の間に0~4歳児の数が約40%増えたそうです。
 
○ 阿用区では、地元のシンクタンクと共同で、3分間の“アヨさん体操”を考案。パンフレットに加え、最近は地元の人たちが出演する体操DVDも作成して配布したとのこと。この体操を続けて体の調子が良くなったよ~との声もあるそうです。
  
ふと思ったのが、このような自主的な活動を続けていくモチベーションって何なのか?ということ。そのひとつに、定期的に全ての組織が集まって活動の発表会を行っているそうで、驚いたのは、板持さんが使った自主組織の紹介部分の発表資料(パワーポイント)のスライドはお年寄りたちがご自身で作成したものだそうです!日々の学びや助け合いの成果が垣間見られたように思いました。
 
DSC_0188最後に、このような活動を長く継続し、持続可能な地域社会の仕組みづくりを行っていく中で、地域と行政の協議が行われていることについてお話が及びました。板持さんは、机の配置を円卓にすることで横並びの人顔も見えるようにし、より意見が言いやすいい雰囲気作りを心がけているそうで、各会議の成果は良好なようです。市民と行政が垂直的から水平的な関係になり、これまで行政だけが行っていた取組みに市民が関与し担っていく責任感と楽しみが生まれ、新しい公共として小規模多機能自治が進展していく。その結果、住民から「○○○をやらせてくれないか」という声が聞かれるようになったそうで、例えば、早期発見が重要な大腸がんの検診について、検診容器の販売を従来の市役所から交流センターにも任せたところ、初受診者が46%と、受診率が上がったそうです。
 
雲南市で育ち暮らしてきた板持さんは言います。「市民は力を持っている。環境を整えさえすれば、その力を発揮できる。そして、自然、歴史、食、そして人の“幸(さち)”多き雲南市に生まれ暮らすことへの誇りをもってもらいたい。自主組織の取組みは、その一環にすぎない」。
 
下川町ではまだ行われていなかったり、なかなか簡単にはできないことが雲南市で行われていたり、そのまた逆もあるのだろうと思います。しかし、少子高齢化が進んでいく日本で、当然の願いとして誰もが自分のまちで豊かに長く暮らしていけるように続けられている奮闘のお話から、ここ下川町に暮らす人にも、別の場所に暮らす私自身にも、大事なヒントを得ることができたと思いました。
 
板持さんは、「雲南市に地域自治を学ぶ会(雲南ゼミ)」を毎年春秋の年二回、全国各地で開催しています。毎回全国各地から自治体、NPO、学識者など20~40名が集まり、3年間で約100名のゼミ生を出しているそうです。ご関心のある方は、雲南市役所政策企画部地域振興課(担当:板持・藤本、電話:0854-40-1013)までお問い合わせください。
 
開催概要
日時: 2015年1月20日(火) 19:00~20:30
会場: 下川町総合福祉センター「ハピネス」
主催: NPO法人 森の生活
講師: 島根県雲南市 雲南市役所 政策企画部 地域振興課 
     統括主幹 板持 周治(いたもち しゅうじ)氏
資料: 当日資料のダウンロードはこちら: 雲南市講演会 2015年1月20日 資料
 
(インターン みやつか)

1/12 横浜×下川子ども交流ツアー3日目

2015.01.23

インターンの宮塚です。
「横浜×下川子ども交流ツアー in 北海道上川郡下川町」、最終日3日目のレポートをお届けします。
 
楽しい時間だからこそ早く過ぎ去るものですね。
最終日は午前中に、三日間の「ふりかえりワークショップ」を行いました。
子どもたちが3つのグループに分かれ、「①夏の横浜、冬の下川を体験して感じたこと、3つ」と、「②この体験を将来どう生かしたい?アイデア、2つ」を話し合いました。②の質問がすこし難しかったようですが、アイデアを紙に書き出した後、各グループがみんなの前で発表しました。
 
それぞれの質問の答えをまとめると、主にこのようになりました。
 
① 夏の横浜、冬の下川を体験して感じたこと、3つ
・ 下川町は自然が多く、空気もおいしく、雪もさらさらしていて横浜と違った
・ 初めてのスキー体験でも横浜の子どもがすぐに慣れていてすごい
・ 下川産の材料を使って作られたものが多かったことがよかった(学校の建物、料理など)
 
② この体験を将来どう生かしたい?アイデア、2つ
・ 横浜の子どもにも雪遊びやスキーの楽しさを伝え、スキー体験をたくさんしてほしい
・ シイタケ狩りツアーを企画して横浜の子どもを下川町に連れてきたい
 
たくさん考えて、感じたことを元気に発表してくれた姿が印象的で、見ていたこちらも嬉しくなりました!引率の大人たちもそれぞれの感想を発表し、子どもたちが笑顔いっぱいに仲良く過ごすことができたことに安堵し嬉しく思うことや、大人自身も多くの体験を通じて充実した時間となったことが共有して聞かれました。
 
最後に集合写真を撮って、横浜と下川それぞれの子どもたちが帰宅の途に就き、三日間の交流ツアーが無事終了しました。
 
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子どもたちには、横浜と下川のまちの特性を生かしたこのプログラムでの体験を通じて、自分たちのまちの良さを改めて発見し、誇りを持ち、この体験を将来生かすことのできる時が来るといいなと願っています。私自身もこのプログラムを皆さんとご一緒し、たくさんの楽しく素敵な思い出ができたことにとても感謝しています。
 
参加者と協力者の皆さん、楽しく思い出深い三日間、どうもありがとうございました!
 
(インターン:みやつか)