NPO法人 森の生活

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活動報告一覧

8/26 森林環境教育小3 −樹種とその特徴を知ろう−

2014.08.28

8月26日、下川小学校3年生を対象とした森林環境教育を美桑が丘で行いました。
今回は学習単元「理科 植物を育てよう2」とつなげたプログラムを企画しました。
子どもたちは、理科の授業の一環で今年の5月にホウセンカとマリーゴールドの種を植え、現在も成長の過程を観察しているとのことだったので、森林環境教育では対象を樹木に置き換えて「樹種とその特徴を知ろう」というテーマのプログラムを行いました。

 
森に入ったらまず、予め用意した5種類の葉っぱを30秒間で記憶し、全て探してくる「記憶力ゲーム」をしました。
 
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次に、班のリーダーにくじ引きで葉っぱを1枚選んでもらい、班毎にトレーシングペーパーで模写しました。実際に模写することで、絵を描きながら葉っぱの観察ができ、特徴を視覚的に捉えることができます。
 
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模写した後は、その葉っぱの持ち主はどの木なのか、予め目印をつけておいた5種類の木の中から探し当ててもらいました。この日のために用意した、手づくりの図鑑で木の特徴を調べながら、1つ1つ木を見て回り、模写した葉っぱと照らし合わせて、木と一致しているかどうか確かめます。
 
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なんとか目当ての木を探し当てた班は、その木の観察をします。
木の名前や幹を触った感触、枝や葉っぱの付き方、形など、五感を使ってじっくりと観察をしてもらいました。
 
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それを模造紙にまとめたら、最後に発表をしてもらいました。
それぞれの班が異なる視点で木の特徴を捉えていました。
 
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今回観察したハルニレ、シラカバ、ミズナラ、カラマツ、ハリギリの5種類の木の中には、普段の学校生活でも身近なものがあります。
小学校では2014年よりミズナラ、シラカバ、カラマツなどの下川産の材が教室内の床や壁にふんだんに使われるようになりました。また、学校給食では下川産のシラカバから作られた割り箸を使用しています。ハルニレは樹齢830年の大木が小学校のシンボルツリーであり、子どもたちにとっては近くで見守ってくれている存在です。
 
今回の森林学習は、普段の学校生活の中にある木や木材が一体どんな木なのか、少しでも知れる機会になったのではないでしょうか。
また、観察を通して知らない木の名前や特徴を導きだすことの楽しさや、チームで話し合い、お互いの意見を尊重しあって答えを導き出すことの難しさを経験できた1日にもなりました。今回観察した木が、今後子どもたちの中でより身近な存在になってくれていると嬉しいです。
(とみなが)

横浜市戸塚区企業ツアー

2014.08.24

2014年8月20~22日、2泊3日で「環境未来都市 北海道下川ツアー ~企業がつくる未来のくらし~」(主催:横浜市戸塚区役所、協力:北海道下川町)が開催されました。
下川町と友好協定を締結している横浜市戸塚区の企業のみなさまが下川にいらっしゃり、下川の森林や取り組みについて視察頂きました。
森の生活もこのツアーの一部のプログラムを担当させて頂きました。
 
下川に到着してから、オリエンテーションのあと、美桑が丘管理棟にて、北海道の森林の特徴や植生の遷移、そして生物多様性などについて学んだあと、実際に美桑が丘の森で「森林を見る目」を養いました。
 
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2日目は、下川町の木材加工工場や木質バイオマスボイラーなどの視察の前に、「とつかの森」で植樹をして頂いたあと、人工林の成り立ちや、チーム戦で立木の材積を計算して価格を考えるプログラムなどを行いました。終始笑い声が絶えない、和気あいあいとしたムードでツアーが進みました。
 
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実際にノコギリを使った間伐・除伐も行いました。ほとんどの方がはじめての体験だったようで、とても良い経験になったというお言葉を頂戴しました。
 
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最終日の3日目は、参加者の方々との意見交換を行いました。
感想のなかには「下川にあって戸塚区にないもの、戸塚区にあって下川にないものがたくさんある。連携していくことに大きな可能性を感じる。」というお言葉も。
下川町と横浜市、距離は離れていますが、持続可能な社会に向けたパートナーとして、都市と農山村のより良い関係づくりを進めていくことが今後ますます重要になると思います。
また、参加者のみなさんが、短期的な成果でなく、長期的な可能性に目を向けられていたことも、とても印象的でした。下川町の「人」と横浜市戸塚区の「人」がとても気持ちよくつながった、そんな3日間でした。
(あそう)

8/20 JICA国別研修(チュニジア)にて森林体験・講義を行いました。

2014.08.23

8月11日から8月26日にかけて、北海道をフィールドにJICA国別研修「チュニジア/地域開発計画コース」が行われました。
これは開発途上国への国際協力を行うJICAさんのプログラムで、失業問題、経済格差など様々な課題を抱えるチュニジア共和国の政府の方々が、北海道開発の経験をテーマに、道内各地で様々な取り組みを視察するプログラムです。
8月20-21日は下川町に訪問いただき、森の生活では「森を使った観光産業の創造について」をテーマに研修のお手伝いを半日担当させて頂きました。
森の生活がふだんお客様に提供させて頂いている「プチ蒸留体験」を体験いただき、蒸留の最中に森の生活の取り組みについてお話しさせて頂きました。
 
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下川の森林率90%に対して、チュニジアの森林率は6.5%足らずと、環境はまったく違います。
ふだん海はよく目にしているそうですが、森はとても新鮮だったようです。
 
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チュニジアとは対象的に今後は急速に人口減少が進む日本。世界に先駆けて課題を先取りして、それらの課題にチャレンジしているとも言えます。日本や北海道、そして下川での取り組みが、海を越えてチュニジアの地で活かして頂ければと思います。
(あそう)
 
【今回の研修のながれ】
1.五味温泉体験の森でトドマツ枝葉採取・蒸留装置に枝葉詰め・蒸留開始(90分)
2.講義・質疑応答(60分)
3.精油採取(30分)
合計:3時間